制御基板

制御基板とは

制御基板とは、基板の種類の中でも「制御」を担う基板のことです。制御基板には、制御のための部品が集積されています。

例えば、エアコンでいえば、制御基板は温度などを検知したり、リモコンの信号を受けたりして、電源基板に命令して動作させるものです。言ってみれば、人間の頭脳の部分の基板となります。電化製品を動かすのに欠かせない基板といえます。

制御基板設計のポイント

制御基板を設計するポイントは、基板設計全般と同様、高度な開発技術と基板設計に関する知識が必要な点です。

近年、企業が抱える課題や要件の多くに、基板の小型化に伴うデータ伝送速度への影響があります。基板サイズ小型化でデータ伝送速度に問題が生じないよう、制御基板の設計では、この課題を意識した設計を実施する必要があります。

ディー・クルー・テクノロジーズの制御基板設計の特長

当社では、基板の小型化や高速データ伝送を実現する際に課題となる、ノイズ対策を意識した制御基板設計が可能です。
さらに設備ごとの事情に合わせて、低消費電力かつ省スペースでコストを意識した基板設計をご提案しています。

制御基板設計による課題解決例

●事例1「レーザープリンター向けデータ転送基板設計」

課題

ある会社は、レーザープリンターの開発に際して、協業先を探していました。自社で保有しているコア技術(メディア/塗料、レーザー)を用いたソリューション開発を検討していましたが、高速伝送およびタイミング制御を行う技術が弱く、仕様の明確化が困難で開発がむずかしいという壁に直面。この弱点を補える基板、デジタル設計、ファームウェア設計技術を持つ会社を探していました。

解決策

当社が協業先に選ばれ、レーザープリンター向けデータ転送基板の開発を担当しました。ファイバーアレイレーザー(※)による超高速印刷システムの制御基板で、PCからのデータをリアルタイム補正して、紙やフィルムに印字するものです。また、印字される側の機械(紙送りなど)に同期してレーザーの発射タイミングを制御します。

※ファイバーアレイレーザー:複数の半導体レーザーと光ファイバーを一体化した光部品。

●事例2「高速伝送を実現する基板設計」

課題

ある機器において、基板間の伝送速度を上げ、エラーを回避しつつも伝送路に合わせた最適な基板設計を行う必要がありました。

解決策

そこで当社は、伝送速度を上げ、エラーをなくすために、高速伝送技術を用いた制御基板を開発し、伝送路に合わせた最適設計を行いました。結果、エラーレート改善、伝送距離の拡大を実現しました。

制御基板のご相談はディー・クルー・テクノロジーズへ

制御基板設計のアウトソーシングはディー・クルー・テクノロジーズにお任せください。
これまで培った技術を集約し、求められる小型化や高速伝送を実現する開発により、
貴社の課題解決に貢献します。

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